阿佐ヶ谷姉妹の暮らしがベストかもしれない
自分はレズビアンではありませんが、男性と暮らすことは苦手だと思うようになりました。
穏やかな人も、ちょっと短気なひとも。
数人と同棲したし、そのうちの二人とは結婚までしたわけですが、いずれも続きませんでした。
家事を分担できるかとか、話し合いができるタイプとか、そんな男の人でもダメでしたね。
なぜだろう、と思います。
題名は失念しましたが、小川洋子さんの短編小説。
主人公は30代半ばの女性で、塾の先生。
結婚しましたが、確か数か月で離婚したのだとか。
その理由は、こうです。
夫の横では、眠れなかったから。
毎夜、まんじりともせずに天井を見つめ続け、ほとほと疲れてしまったから。
少し、わかる。
男性って、やっぱり異種族に感じます。
言葉の一つ、動作のひとつ、最期の最後にわかりあえないというか。
一瞬でも、性欲の対象にされる(かもしれない)が、イヤなのかもしれない。
だから、阿佐ヶ谷姉妹が本当に羨ましい。
同性の相棒を見つけるのは、男性のパートナーをゲットするよりも、途方もなく困難に感じる・・・んだな。